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以下の計算をしてみてください。
小学4年生で学習する4桁÷2桁の計算です。
4214÷49=?
この段階の計算をするには、2桁×1桁の暗算ができていないと直ぐには解けないことが分かりますでしょうか?つまり421の中に49が何個あるのか?49×9=441、49×8=392と頭のなかで計算して、答えの十の位に8をたてることになります。
昭和の時代は珠算教室に通っている子が大半でした。つまり小学4年生になるまでに、この2桁×1桁は暗算でできるようになっていたのです。しかし今は違います。この前提を無視して、昭和の時代からカリキュラムが変わっていないのです。暗算を練習する時期が小学3年生までに必要になるのです。
読書量が減ったことによる語彙力の低下が根本的な原因にはあるのですが、これは今に始まったことではなく、昭和の末あたりから言われてきてきいることです。
しかし、近年の小学生、中学生の国語力の低下は文章が読めないというレベルの話ではありません。自分の気持や、言いたいこと、説明したいことを言葉で表現できなくなってきていますそのような子の特徴は「あれ、これ、それ」などの指示後を多様することが多く、正確な言葉が思いつかなくなっているのです。
これは、子どもたちの遊び方の変化に原因がありそうです。言葉による意思疎通を必要としない遊びが増えている。典型例はTVゲームやモバイルゲームなどですが、その他の遊び環境も変わってきていると感じます。